RYOTA YAMADA

Sunday, August 12, 2012

ブログを考える

ここまで、旅の様子をブログでリアルタイムに伝えられないものだろうか、と試みてきた。さてその結果はどうであったかというと、やはり、残念ながらもここ一番二番のハイライトと言えるところが抜けていて、かなり物足りない内容となってしまった。

その理由を書く前に、一体どの様にしてブログを更新してきたのか、説明しなければならない。ノートパソコンは持って行ったが、インターネットに接続するなどという芸当は街中のコーヒーショップにでも行かない限りはできないので、そもそも川を下っている限りブログへのアクセスには使えない(別の用途で持って行ったのであるが、重くて、かさばり、電気を大量に消費するので、結局途中で日本に送り返してしまった)。携帯電話でブログに投稿していたのである。携帯電話の扱いづらい小さな数字キーで一苦労しながら文章を書き、デジカメから抜いたメモリーカードを携帯電話に挿して写真をメールに添付し、ブログ投稿用のアドレスにE-mailを送信する。そうすれば、ブログにもFacebookにも自動的に投稿されるように設定してきたのである。

ところが、当然ながらも、今まで見たこともない感動的な大自然、と呼べるような場所をカヤックで漕ぎ進んでいる時は、人影少ない荒野または山奥または田舎にいるのであり、携帯電話すらも繋がらない所がほとんどだ。また未知の困難と闘っている時のような、本人にも聞く人にもエキサイティングな場面では、せいぜい写真を撮るぐらいが精一杯で、ブログなど書いている余裕がまったくない。例えば、真夜中の12時に起きて夜明け前に出発し、12時間ほど上陸することなく水上でカヤックに乗り続けて、やっと夕方に上陸してテントを張ったら食事を作る気力もなくそのまま眠りこける、といったかんじなのである。

ではブログなどによる生中継は無理なのだろうか。これまでの経験からは、ソロ活動では現在のところかなり困難だ。予算が潤沢にあれば、衛星回線を使って極地からでもE-mailを送れる。すなわちブログなどを更新できる。しかしながらそのような恵まれた環境であっても、長文は無理として、一言二言添えた写真を送るにも、通信機器と電池とが相当の重量と容積になるので、やはり1ccでも1グラムでも軽くしたいソロではかなりきつい。

あと10年か20年すれば、現在の、携帯電話で写真を撮ってメールで送る、のと同様に手頃な環境で、極地から衛星経由でブログなどを更新できるようになるかもしれない。開発が遅い思うのは、宇宙を周回している衛星を使ってまで電話をする、という需要が、そもそも極端に少ないからである。

帰国してから、改めて旅を整理し纏めたいと思っている。

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